思い出し泣き。

2002年8月23日
さっき、
ある曲のPVを見てたら、
不覚にも泣いてしまった。
そのPVに感動したのではなく、
曲に感動したわけでもなく、
ただ、
その風景に泣いた。
 
その風景とは、
NY,MANHATTAN。
夜中の、人も少し減ってきた時間。
CABの中から、人気の少ない摩天楼を見る、
という風景。
 
思い出し泣き。
以前、まったく同じような風景を、
私もCABの中から観た事がある。
1人で。
泣きながら。
  
その時私は、
とにかく、
辛いんだか、悲しいんだか、
よくわからない混乱を極めている状況だったが、
なんとなく、
「あー、なんか、こんなNYの真ん中で、
 1人で、CAB乗ってて、泣いてて、
 外の景色を観てるなんて…。
 下手な映画のワンシーンみたいだなあ…。」
と、思った。
  
さてー。
なんで私はそんな夜中に、
そんなところで、
下手な映画のワンシーン状態になってたかと言うと、
RICKである。
私はあの日、RICKに会いに行った。
会って、諸々があり、
最後、結局、私は彼を諦めて、
自分から『失恋』というカタチを選んで、
彼とHUGして、
今思えば、あれが最後のKISSをして、
別れた。
 
CABをつかまえて、
乗り込んで、行き先を告げるまでは、
気丈だった。
DRIVERとちょっとしたJOKEを交わせるくらい、
気丈に振る舞っていた。
笑顔も。
でも、動き出して、
街の中を走り出した瞬間、
涙がぼろぼろこぼれた。
その涙は、
後悔ではなかった事だけは、
誓って言える。
でも、やはり、悲しかった。
今までの自分を全て終わらせなきゃいけない感じで。
 
とにかく、泣いた。
気が済むまで、
恥なんて全部忘れて、
泣いてやろうと思った。
  

今でも、
あれを思い出すと、
あの時の様子を頭の中で忠実に再現してしまって、
泣きまではしないけど、
ぼーっとしてしまう。
結局言いたい事が言えなかったけど、
1人で、
勇気を振り絞って会いに行った自分に、
少し感動してたのかもしれない。
だから、
後悔の涙が、1つもなかったんだと思う。
 
その後にも、
日本に帰ってくるまで1週間くらいの間、
電話で一喜一憂の出来事は何回かあったけど、
未だに私は、
認めていないみたいだ。
自分で勝手にしてきた『失恋』を。
 
でも、あれから2ヶ月経った今、
私は、一時期完璧に彼と離れたところで、
沢山の事を考えた。
完璧に吹っ切れたな、と思う時もあるし、
まだまだ好きだな、と思う時もある。
ただ、これだけは確実に言えるのは、
いくら自分の事でも、
未来だから、わからないという事。
またアメリカに戻って、
あのAPARTMENTに戻って、
一緒に寝たBEDに1人で寝て、
私がどう思うか…。
 
戻ってみなきゃ、
わからん。

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